ギターやベースの教則本があるように、世の中にはボイトレの教則本もたくさんあります。
実際にバンドマンのトンヌラもボイトレスクール体験に行く前には何冊もボイトレ本を読みました。
今回はトンヌラが初心者にもオススメできるボイトレ本を紹介したいと思います!!
目次
ボイトレ本で歌は上手くなるのか??
ボイトレ教則本は初心者向けのものから本格的なものまで種類はたくさんあります。
そのどれもが歌がうまくなるためのポイントをまとめてあるものなので、しっかり自分で理解をし、トレーニングすれば必ず身になります。
ただし、当然のことながらボイトレ本に書いてあることを実際に自分で実践していかなければ、トレーニングにはなりません。
そのためにはまず、ボイトレ本を選ぶポイントを知っておくといいでしょう。
ボイトレ教則本を選ぶポイント
なるべく優しい本を選ぶ
ボイトレ教則本で素人がよくやっちゃうのが買って満足しちゃうパターン。
そうならないためにもなるべく初心者でも手をつけやすいボイトレ教則本から購入するのがオススメです。
最初はリズムパターンや専門用語ばかりが並べてある本格的なものよりも図説などでわかりやすく教えてくれるものを選ぶといいでしょう。
1冊目に初心者向けの教則本を読んでみて、それを理解したら次の本へ……という形がオススメです。
自分の気になるところから読み進めていけば効率がいいよね
教則用CDがあるものを選ぶ
ボイトレ教則本は声出しのリズムパターンなど実践的なトレーニングが書かれています。
教則本によっては音符などで書かれているものもあるため、実際に音で知ることができる教則用CDが付属しているものを選ぶといいでしょう。
複数冊を読み比べてみる
一冊教則本を読んでみたら、他の気になる本を読んでみるのもオススメです。
教則本のメリットは自分のペースで複数の先生のボイトレ法をピックアップして習えることです。
なので複数の教則本から「これは使えるな」というポイントをピックアップしていくのがかなりオススメです。
トレーニング方法も自分に合う合わないなどがあるので、自分に合うものをピックアップして自分だけのトレーニング法を確立できれば一番です。
バンドマンがオススメするボイトレ本
ゼロから始める林まきえのボイストレーニング
まず初心者はこれからと言っていいほど内容がわかりやすいボイトレ教則本です。
本を読むのがダメなトンヌラもボイトレ教則本はここから入りました。
いきなりトレーニングに入るのではなく、自分の声色を知る方法や「音程」「リズム」「滑舌」と項目別に苦手なポイントがまとめられているのも嬉しいです。
また、付属のDVDもあるので、聞くだけでなく、見てレッスンを受けることができます。
趣味レベルの人にもプロを目指す人にもまず手にとって欲しい一冊です。
驚くほど声がよくなる! 歌が上手くなる! カリスマトレーナーりょんりょんのボイストレーニング
ボイストレーナーとして有名なりょんりょん先生によるボイトレ教則本です。
UVERworldや木村カエラなどのボイトレを指導している有名ボイストレーナーで、より本格的なボイトレ方法が載っています。
この本で特にオススメなのが、りょんりょん式の発声方法「オタケビ」です。
これは他のボイトレ本には掲載されていない独自のボイトレ方法で、すごく参考になりました。
DVDも付属しているので、見ながらレッスンできるのも嬉しいです。ただ、「オタケビ」をやる際は防音がしっかりしてるところじゃないと厳しいのが難点。。。
今日から歌がうまくなる! 広瀬香美の歌い方教室
有名シンガーでもある広瀬香美さんのボイトレ教則本です。
広瀬香美さんは「広瀬香美音楽学校」というボイトレスクールも運営していましたが、いろいろ問題があって2019年現在は閉校しています。
このボイトレ本は具体的なレッスン方法というよりは通常のボイトレを広瀬香美的に訳している本といった方がいいかもしれません。
小難しいレッスン内容などはなく、わかりやすく読むことができます。
他のボイトレ本でうまくいかなった人に読んで欲しい本です。難点はDVDなどの付属がないことくらいでしょうか。
歌手ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと
最後にご紹介したい本はあまり知られてないボイトレ本です。ただ、評価は高い本です。
この本、初心者にはオススメできません。なぜなら専門用語が多く、難しいから。
ボイストレーナーが利用するほどの本で、主に発声するための体の構造から教えてくれる専門書になります。
ボディ・マッピングの創始者バーバラ・コナブルも推薦する本でボイトレ本上級者に読んで欲しい一冊。
ボイトレ教則本の欠点
ボイトレ教則本には1つだけ決定的な欠点があります。
それは「実践する環境」です。
たとえ、教則CDがあってもそれを実際に自分の声に合わせて実践する環境がないと効果は期待できません。
普通のマンションであれば、多少声を出したりするのは問題ありませんが、本気で声を出すのは防音室じゃないと近所迷惑になります。
スタジオを借りてボイトレをするなどの解決方法はありますが、スタジオは個人練習でも1時間1000円ほど。
あまり経済的ではありません。
だったら、素直にボイトレ教室に通ってしまうのが一番です。
また、自分がやってるトレーニングが実際に正しいのかどうかを判断するのが難しいのもボイトレ本の欠点です。
教則本には口の開け方など図説で教えてくれるものもありますが、実際に先生からマンツーマンで見て聞いてもらうのとでは雲泥の差です。
そういう意味では、ボイトレスクールに通いながら、自主練としてボイトレ本を活用するのがもっとも効率的な練習法と言えるでしょう。
まとめ
ボイトレ本に書いてあることを毎日しっかりトレーニングすることができれば、歌は上達すると思います。
しかし、僕にはそれができませんでした。
持ち前の飽き性な性格や環境面もありますが、何よりモチベーションを保ってトレーニングを続けるのが難しいんです。
ボイトレスクールの良い面は月に何回か決まった時間に環境の整った場所でお手本になる先生に指導してもらえることだと思います。
なので、ボイトレ本だけではうまくいかなかった人は、まずはボイトレ教室に通ってみるのがオススメです。
ボイトレ本はボイトレスクールに通いながら、自宅での自主トレとして活用するのが最も効果が期待できる練習法だといえます。