ボイトレ教室は実際に行ってみないとわからないことがたくさんあります。
なので、気になったボイトレ教室があったら必ず無料体験レッスンに行ってみることをオススメします。
ここでは、いくつものボイトレ体験レッスンに行った2人が、体験レッスンに行く際の注意するポイントを紹介します。
せっかく、自分の時間を使って体験レッスンに行くのですから、レッスンだけでなく、できるだけいろいろなものをチェックすることを大事にしましょう。
体験レッスンを申し込む前に
最近はボイトレ教室も多くがボイトレの体験レッスンを行っています。
まずは気になるボイトレ教室があったら、体験レッスンを行っているかどうか公式サイトでチェックしてみましょう。
多くが体験レッスンをトップメニューなどで大々的に表示してるので、バナーやボタンから体験レッスンの申し込みをしましょう。
無料じゃない体験レッスンもある!!
大手ボイトレ教室は基本的に体験レッスンを無料で受けることができます。
しかし、ボイトレ教室によっては体験レッスンが有料のものもあります。
サイトトップページに「無料体験レッスン実施中!」などバナーがある場合は間違いなく、無料のものなので問題ありません。
もし、「体験レッスン」としか書かれてない場合は、ちょっと注意しましょう。
申し込みフォームすぐに「無料」や「価格」が表示されてない場合は、申し込みフォームの下部など※になっている部分をチェックしましょう。
スタジオレッスンのボイトレ教室は注意!
ボイトレ教室の中にはスクールを持たずに通常のバンドスタジオなどでレッスンをするタイプがあります。
というか大手以外は結構このタイプが多いです。
スタジオ型ボイトレ教室も無料体験レッスンを行っているところが多いんですが、このタイプはレッスン無料でスタジオ料金のみ請求されることがあるので注意が必要です。
体験レッスンの申し込みフォームに必ず明記されているはずなので、スタジオ型の体験に行く際はちゃんとチェックしましょう。
申し込みフォームの備考欄はちゃんと書こう!
ボイトレ教室の体験レッスンの申し込みは通常、「メールフォーム」「電話」から申し込みができます。
2日後など急ぎで予約を取りたい人は電話で確認するのが確実です。
多くの人は申し込みフォームを利用して、体験予約をとるはずなので、ここで予約のポイントを教えます。
申し込みフォームでは「名前」「電話番号」「コース」など必要事項を埋めていきます。
必要事項はボイトレ教室によって変わってきますが、ぜひ有効活用してほしいのが最後の備考欄です。
自分のこれまでのボーカル歴や好きなジャンル、どういうことをボイトレで習いたいか、などできるだけ細かく書いていきましょう。
男性・女性どちらの講師に習いたいか。さらにはサイトなどをチェックして講師をこちら側から指名してもいいでしょう。
申し込みフォームは必ず、ボイトレ教室の事務方がチェックします。
ボイトレ教室側も体験レッスンからそのまま即入会してもらいたいので、体験レッスンに要望に合った講師を当ててくれます。
予約の空き状況にもよりますが、できるだけこちらの要望に応えてくれるはずです。
むしろ、ボイトレ教室側もどういう講師にレッスンしてもらいたいか、要望を出してもらった方がいいんです
メールが遅いところは事務方がいない可能性が高い
申し込みフォームから連絡すると、登録したメールアドレス宛てに自動送信メールがきます。
これはメールを受付けました、というメールなので返信はしないでください。
基本的に早くて1時間後、遅くても2日以内に事務担当から日程の調整の連絡がくるはずです。
僕がいくつかの体験を回っていてわかったことなんですが、このメールの返信が遅いところは事務担当を講師自身が行っているところに多いです。
Myuやシアーなどの大手ボイトレ教室は基本的に講師とは別に事務担当者がいるので、メールなどの返信も早いです。
講師が事務も兼ねているところのデメリットは、講師が予約などのシフト調整をするため、講師の変更がしにくいところにあります。
ボイトレ教室体験レッスンに行く前に知っておくべきこと
ボイトレ体験の日程が決まったら、基本的に事務担当からの連絡事項に従いましょう。
ここでは、ボイトレ初心者のために体験レッスンに行く前に知っておくべきことを書いていきます。
体験当日の流れは基本的に以下の流れになります。
- 体験レッスン用アンケート&担当講師ヒアリング(5〜10分)
- 体験レッスン(30〜60分)
- 入会説明(10分)
体験レッスン当日は10分前あたりに到着する
まず、体験レッスン当日は予約時間の10分前に到着するようにしましょう。
アンケートなど事務手続きが必要なので、ギリギリに到着すると、その分、体験レッスンの時間が短くなってしまいます。
持ち物はとくに必要ない??
体験レッスンでは、レッスン最初に講師があなたの声を聞くために曲をワンコーラス歌ってもらうことが多いです。
大手のボイトレ教室の場合はレッスンブース内にカラオケ設備が整っているので、とくに音源を持っていく必要はありません。
ただ、自分のバンドの曲などオリジナル音源を持っている場合は、それを歌った方が講師の意見を聞くこともできるし、いろいろ参考になるので、iPhoneなどに音源を入れて持っていくようにしましょう。
もちろん、自分で歌いたいアーティストの曲などがある場合も音源を持っていくといいでしょう。
その方が体験レッスンを円滑に進めることができます。
ボイトレ教室にある音源設備はLightningジャックに対応していないので、付属しているイヤフォンジャックを一緒に持っていくようにしましょう
他に持っていく方がいいのが水です。
体験レッスンといえど、普段しない声出しをしていくので、結構体力を使います。
喉を枯らさないように、飲み水はペットボトルなど持っていくといいでしょう。
勧誘されるのが怖い人への助言
体験レッスンでは必ず、最後に入会説明があります。
ボイトレ教室側も無料でレッスンを行っているため、できるだけ即入会してもらいたいわけです。
しかし、これまで20箇所ほど体験に行っていますが、強い勧誘をしてくるボイトレ教室は出会っていません。
なので実際のところ、そんなに心配しなくて大丈夫です。
それでも勧誘されるのが嫌な人のためにトンヌラからワンポイントアドバイス。
最初に体験アンケートやヒアリングをする際に、「ボイトレ教室を検討していて、複数の体験レッスンを回っている」ということを伝えましょう。
そうすると、向こうも強い勧誘をしてくることはまずありません。
録音できる場合はちゃんと録音しておく
体験レッスンを始めるときに講師に「レッスン内容を録音していいですか??」と聞いてみましょう。
中には録音NGの所もありますが、基本的にはちゃんと許可を取ればOKを出してくれるはずです。
体験レッスンといえど、講師はちゃんと自分の声を聞いてくれ、それにあったレッスンをしてくれます。
あとで録音内容を聞くだけでもかなり勉強になるし、他のボイトレ教室を回る場合も比較できるのでオススメです。
体験レッスン内容だけで良し悪しを決めるのはNG
ボイトレ教室の無料体験レッスンの多くは30分もしくは45分が基本です。
無料なので、しょうがないですが、30分は体感としてはかなり短いです。
あっという間に終わってしまうので、質問がある場合は恥ずかしがらず、どんどん講師に聞いていきましょう。
小さなボイトレ教室なら60分受けることもできます
こうやってみると、長い時間、体験レッスンをしてくれる小規模ボイトレ教室の方が体験が終わったあとに良い印象を与えるかもしれません。
しかし、体験レッスン内容だけで良し悪しを決めるのはNGです。
体験レッスンはレッスン時間もボイトレ教室によって変わってくる上、こちら側で自由に講師を選ぶことができないので、運要素がかなり強いのが実際のところです。
ボイトレ教室は校舎によって複数の講師が在籍しています。
体験レッスンで当たった講師があんまり良くなかった、という場合でも、他の講師が自分に合う場合があります。
そのため、体験レッスン内容だけでそのボイトレ教室の良し悪しを決めつけるのはやめた方がいいと思います。
だから、体験レッスンではレッスン内容だけじゃなく、他のポイントをチェックすることが大事になってくるよ
実際に体験レッスンに行くときにチェックすべきポイント
ここからは、実際に体験レッスンに行く際にチェックしてほしいポイントを書いていきます。
体験レッスンで見てほしいところはレッスン内容だけではありません。
これからお金を出して、月に何回か通うことになるかもしれない場所なので、失敗しないボイトレ教室選ぶをしていきましょう。
教室の場所は行きやすいところにあるか
まず、一番大事なのが立地です。
サイトに書かれているアクセスはあまり鵜呑みせずに、体験レッスンで実際に駅改札からどれくらいかかるのか体感をチェックしていきましょう。
教室までの道のり
駅からのアクセスは時間だけでなく、道のりもチェックしましょう。
例えば、ある教室は駅の地下通路を利用するため、夕方などのラッシュ時間帯だと混むため、通常よりも時間がかかる、ということがありました。
ここら辺は実際に行ってみないとわからないことなので、体験レッスン時はチェックしましょう。
建物の中のアクセス
建物自体のアクセスも重要です。
ボイトレ教室の多くは雑居ビルの1フロアもしくは2フロアを使っているタイプが多いです。
体験に行くボイトレ教室が何階にあるのか??
ビルのすぐ近くにコンビニなどがあるか、どうかなどさりげなくチェックしましょう。
とくにエレベーターが結構重要で、教室によってはエレベーター自体ない場合もあるので注意が必要です。
レッスン内容より重要なのは設備・アメニティ・雰囲気
体験に行ったら、講師やレッスン内容ばかりに気をとられがちですが、正直、自分に合った講師に当たる当たらないは運に近いので、講師が合わないなーと思ってもそんなに深く考えることはありません。
1つの教室にだいたい5人ほどの講師がいるのでいろいろな講師からレッスンを受けて自分に合う講師を探しましょう。
それよりもちゃんと見た方がいいのは設備です。
レッスン室の広さや防音性。レッスンを待つことになるロビーの居心地。はたまたトイレの綺麗さなど。
これから月に何回か通うことになる教室なので、設備やアメニティはチェックするべきでしょう。
レッスンスタジオ
スタジオ数
実際にレッスンする部屋が教室にいくつあるのか??
スタジオが多いほど多くの人が通っていることがわかりますし、同時並行で複数人レッスンできるので予約がとりやすいことにもつながります。
体験レッスンをするブースが小さくても、他のブースが大きい場合もあるので、なんとなくチェックしたり、講師や事務担当に聞いてみるといいでしょう。
ブース広さ・設備
ブースの広さはあまりに狭いとレッスンがしにくいです。
先生との距離が近すぎるのは歌うことに慣れていない人にとっては辛いでしょう。
レッスンをする設備もチェックしましょう。
キーボードや椅子、鏡など必要最低限のものがしっかりあるかチェックしましょう。
女性の場合、荷物入れやコート掛けなどがあると嬉しいですね。
ボイトレ教室によっては、PCなどが用意され、レコーディング設備がある教室もあります。
マイクが用意してあるのもより実践的なレッスンができる証拠になるので、中級者以上を目指している方はここら辺もチェックしましょう。
大手のボイトレ教室などはカラオケ設備やiPadを使った口内の図式説明などがあります。
ここからある程度、カリキュラムがあるのがわかるので結構重要です。
なので、カリキュラムの存在は結構大事だと僕は思ってます
待ち合わせロビー
ロビーはレッスン時間を待ったり、事務手続きをしたり、滞在時間が多い場所です。
アメニティなども含めて、なるべく居心地がいいボイトレ教室を選びましょう。
ソファ・テーブル数
小規模ボイトレ教室は基本的にロビーが狭く、テーブルやソファも一脚しかありません。
待機レッスン生が少ないので、一脚でも問題ないのですが、その分、ロビーが狭いため、事務担当者との距離も近く、待機時間くつろぐことができません。
なので、ロビーはなるべく広くて綺麗で、ソファーなどに座ってゆっくりできるところを選ぶべきでしょう。
アメニティ
ウォーターサーバーやお菓子などのアメニティが揃っているのは普通に嬉しいポイント。
また、加湿器などロビーに置いてあるところは生徒さんのことを考えている良いボイトレ教室といえます。
その他にイベント告知や音響設備などしっかり自分のスクールの色を出しているのも重要ですね。
しかも冷水か常温か選べるのがすごかった!!
トイレ
細かいところですが、トイレについても触れておきます。
トイレはボイトレ教室によって、教室内にあるタイプと教室外(雑居ビルテナント)にあるタイプがあります。
どちらが良いかは一概にはいえませんが、利便性を考えると教室内にあるタイプがいいでしょう。
スクールの雰囲気は事務担当によるものが大きい
同じスクールでも設備だけでなく、雰囲気や通っている生徒も校舎ごとによって変わります。
もちろん一回の体験だけでは全てを把握することはできませんが、その校舎の雰囲気が自分にとって居心地の良いものかどうかが大事になってきます。
その校舎のカラーやポップの配置は事務さんがやっていることが多いので、スクール内のアメニティや雰囲気作りは事務担当によるものが大きいです。
なので単純に講師とは別に事務担当がいる大手スクールなどは手続き面だけでなく、設備や雰囲気面でも安心して通うことができるわけです。
まずはボイトレ体験レッスンを受けてみよう!!
今回は、実際に20件以上のボイトレ体験に足を運んだ僕らが思ったことを素直にまとめてみました。
多くのボイトレスクールは体験レッスンを実施しています。
ボイトレに興味がある方はまず体験レッスンに行きましょう。
大手のボイトレスクールは基本的に体験レッスンが無料です。
なので、初めての方は大手から体験を受けてみるのがオススメです。
今回、書いたチェックポイントを体験レッスンの時に思い出してみてください。必ず役に立つはずです。