こんにちわ!!バンドマンのトンヌラです。
自宅でできるボイトレ、今回は「防音」について書いていきたいと思います。
ボイトレをする自宅でやる上で、一番問題になってくるのが「防音問題」です。
一軒家の方や防音設備のある賃貸の方は多少気にせずに音を出すことも可能ですが、普通はそうもいきません。
今日はちょっとの工夫で自宅で防音ができるグッズをご紹介!
自宅で少しでも大きな声でボイトレをするような環境作りをしていきましょう。
目次
防音対策は家でのボイトレにはかなり重要
ボイトレをするにせよ、声優のための練習をするにせよ、家の環境作りは非常に大切です。
特に都心に住む人は近隣との住宅が近いためにそのまま「騒音トラブル」になる可能性があります。
実際に「騒音問題」は自分自身では気づかず、当事者になって初めて気づくものです。
近年は隣の人がどんな人が住んでいるのかもわからない時代です。近隣トラブルによって、大きな事件に発展することもあるので、少しでも自分でできる防音対策はやっていきましょう。
近所付き合いもないから、トラブルになったときに深刻化しやすいので防音対策は重要だね!
人が不快に感じる音はどれくらい??
防音対策を考える前にまずは人が騒音と感じるレベルについて考えてみましょう。
一般に人が不快に感じる音は『60デシベル』からと言われています。
『60デシベル』はトイレの水の流す音や洗濯機、テレビの音などと同じです。
『70デシベル』だと、その中で会話に声を張り上げる必要があるので、そう考えると『60デシベル』が結構な騒音になっていることがわかりますね。
音は発生源から2m離れると5〜6デシベル下がるといわれています。
部屋が広ければ広いほど、単純に隣人との距離は離れるので騒音レベルは下がるわけです。
自室以外から70デシベル以上の音が聞こえると、人はうるさいと感じるようです。
壁の薄さなどの住居によって変わってきますが、単純に考えて、隣人に聞こえる騒音レベルは音の発生源から5〜6デシベル下がった数値と考えていいでしょう。
声の大きさは意外に大きい
では、人の声の大きさは何デシベルくらいになるのでしょうか?
一般的に、ささやくような声は30デシベルほど。なんと、普通の会話でまさかの60デシベルになります。
この時点で基準値を考えると、もう結構な騒音になっていることがわかります。
通常のスタジオで行うようなボイストレーニングの発声はどうでしょうか。
叫び声や歌声は90デシベル程度になり、これは『地下鉄の構内で聞こえる騒音レベル』になります。
自分のボイトレの騒音レベルが知りたい方は試しに一度、測定アプリなどを使ってみるといいかもしれません。
声の高さも騒音には関係する
「デシベル」とは別に「ヘルツ」という単位を聞いたことがある方もいると思います。
ヘルツ(Hz)とは周波数の意味で、音の高さを表しています。
一般的に男性の声が500Hz、女性が1,000Hz、子どもは1,000~2,000Hzといわれています。
高周波域はより大きく聞こえ、低周波域は小さく聞こえるので、男性の声よりも女性の声の方が騒音として感知しやすく、1000~5000ヘルツの周波数を持つ音を不快と感じやすいようです。
でも、発声練習のような大声の場合はどちらにしても近所迷惑になることは変わりないよ!
防音と遮音
声と騒音の関係性がわかったところで、ここから防音について考えてみましょう。
例えば、防音のためにボイトレをするスペースと壁の間にアクリル板を設置したとしましょう。
これでも少しは隣の人に声が聞こえにくくなるかもしれません。
しかし、目の前で発せられた声はアクリル板にあたり、そのまま反射したり、回折するので、防音対策としては不十分になります。
そのために音、そのものを吸収してくれる吸音材や遮音材などを利用することで音の伝わり方をコントロールしていく必要があります。
吸音材
吸音材とは空気中に伝わる音波を熱エネルギーに変換することで、反響音を軽減をするための素材です。
見た目は、小さな穴がたくさん空いている繊維質な素材やうねうねしたスポンジ状の素材のものが多く、主に反響を抑えることで利用されます。
反響を抑えることで、ボイトレエリア外の壁に音が行くことを防ぐことができるし、狭い部屋での反響を防ぐこともできるよ!
遮音材
遮音材は言葉の通り、音の透過を減少させるための素材のことで、コンクリートでできている家の壁自体も遮音材の役目を果たしてます。
防音材に比べて、重い素材が多いですが、近年は遮音シートや防音マットも登場しています。
防音には遮音材と吸音材の組み合わせが大事
防音には音の浸透自体を防ぐ遮音機能(壁)とその上につける反響を防ぐ吸音機能(スポンジ)の2つが重要になってきます。
ボイトレをするための防音グッズおすすめ
隙間テープ【防音の第一歩は壁よりもドアのスキマ!】
まずは安く入手できるもので、防音の第一歩になるのが「隙間テープ」です。
壁の補強よりも何より、部屋間のドアの隙間や窓の隙間を埋めることで防音効果が期待できます。
基本、部屋のドアは下や上に隙間ができるようになっているので、ここを隙間テープで埋めることで防音効果が期待できます。
隙間テープ自体がハサミなどで簡単にカットができ、そのまま両面テープで貼り付けることができるので、意外にも簡単に設置することができます。
窓の桟などにも設置することで、隙間を埋めることができるので、遮音性を高めることができます。
また、防音性だけでなく、機密性も高まるので、冷暖房の効きや断熱効果も期待できるのも嬉しいです。
こんなものが……?と思うかもしれませんが、部屋ドアの隙間や窓の隙間を埋めるだけで遮音性が上がったことを僕は実感しました!
簡易防音スタンド【自分の周りだけを防音するにはアリ!】
なるべく安く、防音をしたい方には簡易防音スタンドをオススメします。
マイク録音などでマイクスタンドに固定し、マイクを包むように設置することで、自分の発声源の周りだけで防音フィールドを作ることができます。
本来はマイク録音時の防音のため作られたもののようですが、マイクがなくても普段の発声練習時にも利用できます。
この簡易防音スタンドの利点は、『持ち運びができる点』と『立ち状態で利用できる点』です。
家以外で声出しする際にも防音に配慮できるのは魅力ですし、僕個人としてはスタンド型なので、立ち状態での発声練習に防音フィールドを張ることができるのが一番の魅力といえそうです。
それでも、あくまでこのフィールドは横に広がっているもので上下の防音性は期待できないので過信はしすぎないように!
静音マット・プレミアム【Amazonで人気!音楽を流す人にオススメ!】
先ほどの騒音の話で、壁に隣接しているテレビや洗濯機は騒音問題になりやすいという話がありました。
これは、音の発信源自体が壁や床と接触していることで振動により騒音が隣に伝わりやすいからにあります。
「静音マット・プレミアム」は、音の発信源の設置面に付けることで、床や壁への振動を防ぐ効果が期待できる防音グッズです。
特に、スピーカーやアンプなどボイトレをする上で音楽などを流す人にオススメの防音グッズになります。
あとは、普通に家電にも利用してるね!
遮音シートと吸音マット【お金と手間はかかるが防音性は確実に向上!】
Amazonなどでも遮音シートや吸音マットは防音材としても人気です。
遮音シートを壁に貼り付け、その上に吸音マットを取り付ければ、室内の防音性は確実に向上するでしょう。
最近は数千円で遮音シートも入手でき、数年前よりも防音設備も整いやすくなってはいます。
ただ、防音性を確実に向上するためには部屋の壁や天井など全てに遮音シートや吸音マットを取り付ける必要があります。
もし、やるなら、まずは自分のボイトレスペースの範囲だけ試してみるのがいいと思うよ!
それでも壁が薄いアパートは厳しい
築年数の古いアパートや壁の薄いウィークリーマンションなどは日常会話レベルでも隣人の声が聞こえてしまうので、今回、紹介したような簡易的な防音グッズを利用しても、防音効果は期待できません。
そもそも壁が薄いのに吸音シートや遮音シートに出費しても無駄になってしまう可能性が高いので、それをするなら、同じコストでボイトレ教室に月1回でも通った方が効率的といえます。
本気の声出しはボイトレ教室で
正直言うと、どれだけ自作で防音設備をやっても通常のマンションやアパートであれば、ボイトレの声出しをすれば騒音問題になるのは避けられないと思います。
「声を出さないボイストレーニング」なんてものもありますが、結局は歌を歌うには声を出さなくてはいけないので、声は出せば出すほど良いに決まっています。
それならば、思う存分全力で声出しができる防音スタジオで専門家の講師に習えるボイトレ教室に通った方が効率的に歌が上手くなります。
今日、紹介したボイトレ防音グッズを使って、自宅でも自主練できる環境を整えてぜひ自分なりのボイトレライフを進めてみてね!
当サイトでは本当に歌が上手くなりたい人のためにボイトレ情報をいろいろ紹介しています。
気になる方はぜひ他の記事も読んでいただけると幸いです。
とにかく安いボイトレ教室を探してる方や地方住まいの方はこちらも参考にしてね!