自宅でできるボイトレ方法はたくさんあります。
ただ、音階トレーニングなど声を出して練習する方法は、防音の問題など自宅でやるのはちょっと難しい面があります。
今回は自宅のお風呂でできるボイトレを紹介します!!
大声を出さずにピッチトレーニング
ピッチとは音程のことです。
歌は音色も大事ですが、まずは音程をしっかり出すことが歌が上手くなる近道になります。
そのために使えるボイトレが「リップロール」です。
リップロール
リップロールとは、唇を閉じた状態で空気を排出し、唇をブルブルと震わせながら行う練習方法になります。
よく小さい頃にふざけて遊んだこともある人もいると思いますが、このリップロールは歌が上手くなるために理にかなっている練習法と言われてるんです。
ボーカリストなど、ライブ前などにもよくリップロールをしている人もいるほどです。
リップロールが上手くできない人もいると思います。
そういう方はまず、手でほっぺを持ち上げるように持ってみましょう。
そうすることで、口元にたるみができ、リップロールがしやすくなります。
僕らの体験の様子も参考になるからチェックしてみてね!
音程を正しく取るために効果アリ!!
さて、リップロールができるようになったら、音程トレーニングをしていきましょう。
やり方は簡単です。
いつもお風呂で歌っている鼻歌をリップロールで歌うんです。
コレ、普通に歌を歌うよりも音が出しにくいため、すごく難しいです。
リップロールは口を閉じて行うため、口の中の形や唇でなく、単純に声帯のみを使って音程を出すので、ピッチトレーニングに最適なわけです。
さらに、口を閉じているので、自分の耳に自分の声が伝わりやすくなり、音程を自分の耳で聞き取りやすくなります。
音痴の多くは自分の発声と耳の聞き取り音の違いの差が大きな原因になるので、これは音痴にも効果があります!
一定に空気を出すトレーニングにもなる!!
リップロールは音程のトレーニングになるだけでなく、横隔膜のトレーニングにもなります。
リップロール自体、かなり集中してやらないとすぐに途切れてしまうので、自然と空気の吐き出す量が一定になります。
この「空気を一定に出す」ことは横隔膜を使って、空気量を調整する必要があるため、そのまま横隔膜・腹式呼吸のトレーニングにつながるわけです。
リップロールを裏声で出してみよう
ある程度、リップロールで曲を歌えるようになったら、裏声をリップロールで出してみましょう。
裏声を使う曲を歌ってみてもいいです。
とくにやって欲しいのが、地声から裏声への移り変わりです。
リップロールでやっているので、すごく難しいはず。
この時、無理に大きな音を出さずにリップロールだけで自然に音を出していきましょう。
地声から裏声も同じボリュームで綺麗に出すように心がけます。
他に同じ音をオクターブ変えて、地声と裏声でやってみるのもいい練習法です。
でもまずは遊び程度で日頃からやっていくのが自主トレのコツです!!
高音を出すための表情筋トレーニング
リップロールは表情筋や唇を柔らかくする効果もあります。
なので、ライブ前などにボーカリストがリップロールをしたりするんですね。
表情筋は歌うのにとても大事な要素です。
実際、僕がボイトレ体験をしてて、多くの先生が表情筋について話しています。
特によく言われたのが、上唇をあげて歌うということ。いわゆる「笑顔で歌う」というイメージですね。
上唇を上げて歌うだけで、声が前に出るようになり、響きが変わります。
さらに声が明るくなり、ピッチもちょっと上がるようです。
全体的にピッチが低い人はコレが原因かもしれません!!
普段の生活で私たちはあまり表情筋を使っていません。
特に日本人は発音上の問題で口周りの筋肉を使わないようです。
なので、普段から表情筋の体操をしていくと、声もよくなり、さらに顔のシェイプアップにもつながります!!
かといって、いきなり本格的なのは続かないので、お風呂に入りながらでもできる表情筋のトレーニングをしていきましょう。
お風呂に入りながらでもできる表情筋トレーニング
口角筋トレーニング
「口角筋」とは上唇の上の頰の筋肉になります。
ここを鍛えることで、口角、つまり笑顔のような形で歌うことができるようになります。
前歯を出すように上唇を上げて、口角を上げます。
難しかったら、最初は手を添えて上に上げていきましょう。
ほうれい線が出るようにぐっと持ち上げる感じです。そして3秒キープ。脱力とともに戻します。
これをお風呂に入っている間、筋肉がきつくなるくらいまで繰り返しましょう。
今度は顎を動かさないように、口を横に引っ張り、右下の奥歯を見せるように5秒キープ。
そのまま、左下、右上、左上と奥歯を見せるように表情筋を鍛えましょう。
このとき、首筋に力が入らないようにできるだけ口だけを動かすようにするのがポイントです。
広頚筋トレーニング
広頚筋とは、下あごから首につながる広頚筋は、口を開けるための筋肉のことをいいます。
口を「え」の形にして、前歯が見えるように口を開きます。
このとき、頭をまっすぐに口を開けるようにしましょう。
さらに、このとき目も大きく開くのがポイントです。
口輪筋トレーニング
口輪筋は唇の開閉の役目を担う筋肉のことを指します。
今まで開けていた口を今度はすぼめていきましょう。
一度、口を縦に大きく開けて、そのまま、ひょっとこのようにすぼめていきます。
チューをするような感じではなく、ひょっとこのイメージです笑
そして、そのまま、唇に力を入れて、唇の先だけを上下に動かします。
毎日ちょっとずつで声はよくなる
今回はお風呂でできるボイトレをご紹介しました。
これらはトンヌラが実際に毎日やっているトレーニングになります。
リップロールは音階トレーニングを取り入れてやる方が間違いなくいいんですが、自主トレでそれをいきなりやると、まず続きません。
それはボイトレスクールでやればOKです。
まずはシャワーを浴びながら、いつもやってる鼻歌をリップロールで歌ってみましょう。
遊ぶようにトレーニングをするのが長く続けるコツなのです。
3つの表情筋トレーニングは毎日少しずつやるだけで、ボイトレになります。
トンヌラはこれに舌を口内でぐるぐる回す表情筋トレーニングも加えてやっています。
表情筋が鍛えられるので、声の抜けが変わるだけでなく、顔の締まりもよくなります。
異性にもウケがよくなるので、いろいろいいことがあるトレーニングですよ!!
実践テクニックはボイトレ本やアプリなどに頼るよりも半年でもボイトレ教室に通ってみるのが一番だと思うよ!
とにかく安いボイトレ教室を探してる方や地方住まいの方はこちらも参考にしてね!